« June 2009 | Main | August 2009 »

July 2009

July 31, 2009

『臓器農場』

 先の国会で「臓器移植」に関する法律が改正され、「脳死が人間の死」であることと、「15歳以下の臓器提供」ができるようになった。人間の生死という倫理上の問題として各党、党議拘束をかけないで裁決されたのである。だが時期尚早、もっと広く意見を求めるべきという考えの政党もあった。各国で外国人への臓器提供を規制する動くが大きくなってきたきたこともあり、それが法律改正の動きを早めたのであろう。

 ただ、正直私には分からないことだらけである。というより本当に国民的合意が出来ているのだろうかという疑問がある。

 そんなこともあって、最近関心を深めている箒木蓬生の『臓器農場』(新潮文庫)を読んだ。農場であるから、栽培する、飼育するということであろう。臓器をだから飼育する、となるわけだが、それはどういうことかなどと思いながら、ページをめくっていった。

 (彼の作品はとても難しいこともとても平易に書かれていて読みやすくつい一気に読んでしまいたくなるの状況によっては実に困りものだ。その日も朝5時には起床して撮影に出かける予定があったのだが、結局2時に読み終わるまで起きてしまった。撮影の疲れたこと疲れたこと。)

 看護婦(作品が出来た当時まだ「師」ではなかった)になったばかり20歳の女性「天岸規子」とその友人で同じ病院の看護婦となった「志木優子」、そこの医師「的場」の三人が、臓器移植に関する病院の暗黒部分を暴いていく「医療ヒューマンサスペンス小説」。

 サスペンス小説というわけではないだろうが、二つの「殺人事件」が発生するが、小説そのものが「臓器移植」という人間の生死そのものを扱ったものであり、ついそちらの方に関心がいってしまう。殺人という重大事件にもかかわらず単なるエピソード的取り扱いのように思えてしまうのである。あまりにも無謀であっけない死である。

 サスペンスとしてはやや物足りなさがあるが、臓器を提供する、されるということについての理解をかなり深めることができた。作者はどうも「脳死は人の死」という考え方には反対のようである。

 「無脳症児」という存在がこの小説の根底を貫いているのだが、登場人物の一人藤野茂(彼も「生きる」を表現するキーパーソンであり少し超人的過ぎるのだが)に「無脳症児も人間です」と言わしめている。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・

 昼頃のワイドショウを見ていたところ、新聞の後追いコーナーの中で、ある議員のスキャンダル暴露記事を放送していた。もしこれが事実でないとしたら、放送局はどういう責任をとるのだろうと思った。新聞記事を紹介しただけでは済まされないだろう。民間放送もジャーナリズムの一翼を担っているという自負があるとしたら、例え後追いとしても事実確認の必要はあるだろう。新聞は買わなくちゃあ読めないけど、テレビは強制的に垂れ流される。次のプログラムを観ようとしていて電源を入れていることもあるのである。

 それにしても、民放ワイドショウ最近2世タレントの話題に忙しい。一方新聞では親の収入が子どもの大学進学率に大きく影響しているとの東大の研究調査が紹介されていた。

 格差社会という言葉で物事を見ていくと、世襲議員も2世タレントの特別扱いもこの調査も最近多い親殺し子殺しも底辺に何か共通のものがあるように思われる。

| | Comments (0)

July 30, 2009

世界水泳

 世界水泳が行われています。テレビ朝日が中継していますが、どうもあの興奮したアナウンスや解説は苦手です。

 それにある特定の選手をクローズアップしすぎるのも困りものです。全英オープンで石川選手ばかりに焦点を当てて失敗した経験は生きていないのでしょうか。

 今回もバタフライで同じ過ちをしてしまいました。テレビ朝日は選手の実力を正確に分析することが出来ないスタッフばかりのようです。

 民放ですから視聴率を得るためにスターが必要なことは分かるのですが、あまりにも芸能ニュース的過ぎます。まあ選手の人たちもある種そんな気分でいるのでしょうけど。

 水泳といえば水着の件は一応決着がついたようですね。水着によって勝敗が決まるのではもうこれはスポーツと言えないでしょうから、いい方向だと思います。でも、また違うところで似たような競争が始まるでしょう。

 私は審査員がいて点数を付ける競技にはほとんど興味がないのです。審査員の恣意によって順位が決定するなんておかしなものです。シンクロなんてその最たるものでしょう。同じように用具が順位に影響するのも変なものだと思います。

 昔のギリシャの競技のように己の肉体だけで勝負というのが理想的でしょうけど、現代ではそうはいきません。でも公平性が担保されて初めて競技と言えるのではないでしょうか。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 下の写真は昨日の続きです。背景にカラッと晴れた夏空を置きたかったのですが、あいにくの天気でそれはできませんでした。でも、こういう課題がいっぱい残っていた方がいいですね。今度こそ、今度こそと思い続けることで長生きできそうです。

Dsc_41941

 ハスの花はいいですね。こんなに大輪の花を咲かすのに少しも威張ったようなところが感じられません。もう今年はハスのシーズンは終わりです。来年はもう少しがんばって撮り回りたいと思います。

| | Comments (0)

July 29, 2009

民主党マニフェスト

 民主党がマニフェストを発表し、論議をよんでいる。

 教育費・医療費・年金など国民の生活の根本に関わる点に出費していくのは当然のことだし、望ましい方向だと思う。また、無駄遣いを徹底的に洗い、なくしていくというのもいいことだ。

 ただ高速道路の無料化などはやり過ぎの感がある。しかも、地方の利用者が少ない道路からという。なんだか逆転しているのではないだろうか。

 暫定税率をなくすというのはいいことだ。全く根拠のないものだ。

 全体的に選挙目当てのバラマキという感じもしないではない。今一番考えなければならないことは10年後、20年後の人たちにつけを回さないことだ。こんな苦しいときなのだから我慢すべきは我慢しよう。

 そういう見方をすれば自民党が財源問題で批判するのは見当違いも甚だしい。一千兆円に手が届く借金を国民に押しつけているのは誰だろうか。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 下の写真は「古代蓮の里」の「大賀ハス」。先日撮影してきたもの。相当量圧縮してある。画像アップの方法の研究中。クリックすれば少しは大きくなるはず。

 Dsc_38512

 仏教で花といえば蓮の花。泥の中から出でて花を咲かすのに花には穢れ一つないところに由来しているようだ。確かに花弁の一枚一枚が透明感があってとても美しい。しかも美しい内に散るので咲いている花が汚くないのがいい。

 花菖蒲は咲き終わってもそのまま残るので係の方が一つ一つ摘み取っていた。最近、一種の花に特化した観光目的の植物園が多いが、種類によってはその管理がとても大変だといえる。

 そういうことと関係なく、横浜の「三渓園」に行った時以来、一度は写真に撮りたいと思っていたのだが、やっとレンズを手に入れて実行に写すことができた。何しろ多くの蓮池は広く標準レンズでは一輪を撮るのは困難なのである。

| | Comments (0)

July 28, 2009

「働くことしか才能がない」

 高校総体の開会式が行われていた。私が高校生の頃こんなに賑やかに行われていたようには記憶していない。高校総体に限らず、野球、サッカー、バレーボール、駅伝など全国規模で報道される。

 中学生はまだ貧しかったから全国規模の大会など開催されることはなく、陸上で「放送陸上」というのがあって、全国で一斉に都道府県単位で大会が実施され、通信で記録が争われる程度だった。

 高校だって練習試合は県内、せいぜい隣接県と行われる程度だった。あちこち出かけるほど金銭的余裕がなかったのである。それが団塊世代の中学や高校のスポーツの現実であった。

 高校生ぐらいで世界で活躍するなんてできるわけがない。ゴルフの宮里藍や石川遼など今という時代があって生まれた人たちだ。団塊の世代やそれ以前の人たちはそういう時代に生きざるを得なかったのである。

 首相がまた次のような発言をした。

 「元気な高齢者をいかに使うか。この人たちは皆さん(青年会議所)と違って、働くことしか才能がないと思ってください。働くということに絶対の能力がある。80過ぎて遊びを覚えても遅い。遊びを覚えるなら青年会議所の間くらいだ。そのころから訓練しておかないと、60過ぎ、80過ぎて手習いなんて遅い」

 正直何を言いたいのかよく分からない発言だが、テレビでの発言の様子を見てもなんとなく不愉快になってくる。

 青年会議所という経営者の会ということだからということもあろうが、首相として国の全てを代表するという意識に欠けていると思われるのである。「元気な高齢者をいかに使うか」という言葉にそのことがよく現れている。人にたいして実に高慢なのである。

 そして、こういう世代の人はもっと働かせよと言っているようにも思える。遊んで楽をさせる必要はないとも言っているようだ。

 最近写真を撮りにあちこち出かけることが多いが、そこで見る景色は日本の消費のかなりの部分をこれら高齢者が担っているように思えるのである。私が行くところだから高齢者が多いのは当たり前だが実に元気な高齢者が多い。

 もし、高齢者が存在しなかったら日本の観光産業は完全に破綻すると思う。私はその部類に入らないが彼らは実に大胆な金の使い方をするし、やりたいことをやっている。高齢者のある部分は実に生き生き老後を楽しんでいる。

 青少年時代を貧しい中で過ごし、やっと今を掴んでいるのである。首相たるものもう少し彼らに敬意を持っていいのではないだろうか。どうも彼は自分が一番偉く賢いと思っているようである。特殊な育ち方をしてきたことを露わにしているだけである。 

| | Comments (0)

July 27, 2009

冷夏・多雨

 「冷夏・多雨」が今年の日本の夏だそうである。テレビ朝日のJチャンネルで報道していた。

 太平洋では「エルニーニョ現象」、インド洋で「負のダイポールモード現象」というのが同時に発生していて、こういう同時発生の時には太平洋高気圧の勢力が弱まり、梅雨前線がいつまでも日本に停滞するらしい。

 確かに関東地方は梅雨明けしているはずなのに雨が降り続いているし、九州などとっくに梅雨明けしていていいはずなのにそうならないでいる。こういう現象は過去には1993年にあったらしい。その夏は「いつ梅雨明けしたか分からない」というのが気象庁の見解であったそうな。

 今日群馬の館林では「竜巻らしき」現象が発生したらしい。最近「竜巻」の発生が頻繁に報道される。

 小学生の頃観た『オズの魔法使い』という映画ではジュディ・ガーランド演じるドロシーが「竜巻」巻き上げられる場面があって、アメリカではこういう現象があるのか、日本でよかったと思ったものだ。日本では起こらない気象現象だとながい間思い込んでいた。

 ところが最近実に多く発生しているのである。実際多く発生するようになってきたのか、いままで不明だった現象が竜巻と認識されるようになったのかは分からないが突然現れる可能性が高く危険である。ドロシーになりたくないものである。

 竜巻も集中豪雨もこの季節に特徴的な現象のようである。夜間では無理だが昼だったら、窓の外を時には見て、雲を観察するのもいいかもしれない。積乱雲の異常な発達、突然の黒雲、雷の連続的鳴動などが予兆だそうである。

 この夏はもしかして気象上歴史に残る夏になるかも知れない。こういうのはなってほしくないのだが。若い頃と違って機敏に脱出などできやしない。

 高齢者の被害が報道される度に気が重くなってくる。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・

 宮里藍が全米女子ツアーで優勝したね。たいしたものだ。日本では向かうところ敵無しといった状況だったが、アメリカに渡ってから満足出来る成績ではなかった。4年目にして花開いたわけだ。女子ゴルフの選手はよく頑張っているね。世界的に見ても上位5ヶ国に入るんじゃないかな。

 体格、体力で他国の人々にハンデがあるような日本人だがやっと様々なスポーツで世界水準に追いついてきた。でも水泳自由形、陸上短距離、バスケットボールなどまだはるかに離されていて影も見えないものもある。一方国技と言われる大相撲千秋楽の最後の2番には日本人はいなかった。

 あらゆるスポーツで日本人が優勝争いをする日が待ち遠しい。こういうことでは、猛烈な愛国主義者の自分である。

| | Comments (0)

July 26, 2009

『閉鎖病棟』

『閉鎖病棟』を一気に読んだ。(帚木 蓬生 1994 新潮文庫)

 精神科の病院を舞台に繰り広げられる人間物語。最初の数章を読んで、あれこれは短編集かなと錯覚してしまった。作者帚木蓬生はほとんど短編を書かないと聞いていたのに。もちろんそうでなかった。その数章に時代を隔てて登場した人物が病院で心を通わせながら、自分の道を歩んでいく。

 作者は精神科の医師でおよそ1年に一冊小説を発表し続けている。先日「ラジオ深夜便」の「こころの時代」でインタビューがあって興味を持った。『逃亡』などすでに読んでいるが、かなり前のことであり、特に関心のある作家ではなかったが、そのインタビューで作者の人柄に感動し、精神科医療というものに関心が湧いたのである。

 作品に登場する病院の患者は様々な前歴を持っている。30年そこで暮らしている「チュウさん」の目を通して物語は語られていくが作者が精神科の医師ということで単なる取材以上の具体性が感じられる。

 前歴は様々であるがそこに生きている人たちは精一杯生きていて引き込まれる。こういう病気や病院への偏見が霧消していく。

 『閉鎖病棟』の閉鎖とは病院の格子ではなく、彼ら患者をとりまく人間たちの偏見によって閉ざされているという意味であろう。私自身そういうことには全く無頓着に過ごしてきたと知ることができた。全く別世界のこととしてしか感得てこなかった。

 最近様々なおぞましい事件が発生し、犯人逮捕後よく精神鑑定が話題になるが、それらについても少し違った視点から見ることが出来るかも知れないと思う。

 すでに多くの方が読んでいると思うが精神科の医師のみならず、多くの医師や看護師、あるいは教師やこの夏いよいよ始まる裁判員の関係者などにお薦めする。特に若い教師には是非読んでほしい本である。こういう視点も必要であると思うのである。

 ちなみに『閉鎖病棟』は山本周五郎賞を受賞している。引き続き何冊かこの作者の作品を読もうと思っている。特に最新版の「短編集」がすばらしいという話を聞いた。

| | Comments (0)

July 25, 2009

異常としかいえない

 山口県防府市を襲った集中豪雨とそれに伴う土石流の被害は大変なものである。古い民家もあるようだから、今まではこういう災害はなかったのであろう。気象が異常であると同時に地表に人間が手を入れることによって生まれた面も検討する必要があるのではないか。

 昨日の夕方には今度は集中豪雨が北九州を襲っている。1時間に120mmの雨量は想像を絶する。

 気象庁のサイトを見ると、1時間雨量について次のように説明している。

 10~20mm  ザーザーと降る。

 20~30mm  どしゃ降り。車はワイパーを早くしても見づらく、側溝などがあふれ始める。

 30~50mm  バケツをひっくり返したように降る。道路が川のようになり、都市部では下水から雨水があふれる。
山崩れ・がけ崩れがおきやすくなる。

 50~80mm  滝のようにゴーゴーと降る。多くの災害が発生しやすい。

 80mm以上  息苦しくなるような圧迫感があり恐怖すら感じる。雨による大規模な災害に厳重な警戒が必要。

 これで分かるように30mmを超した時点で災害が予想されるのである。120mmがどんな降り方でどんなに危険な状態かが分かる。この降り方が8時間も続けば小学校のプールなどは満水となってしまう降り方なのである。

 都市部は表面がコンクリートで覆われているので、そこに降った雨は下水や低いところに流れていく。面積が10分の1になれば120mmは1200mmつまり1.2mになる。子どもだったらもぐってしまう深さだ。

 このような記録的豪雨は近年になって始まったことだと思う。昔、といっても2,3十年前にはなかったことだと思う。思うというのは、観測が精緻になったとかの理由もありうるからである。

 このような集中豪雨が近年に始まったとすればその原因はなんだろうか。地球温暖化が進んでいるからというのが一番はじめに挙げられるだろう。もしそうだとするならば今までの対策はもしかして役に立たないかもしれない。多くの対策は私が知っているような台風を基準において考えられていると思われるからだ。ニュースでここ十年の砂防ダムは構造に変化があると言っていたが、今回の土石流はそれをも乗り越えている。

 自然状態でも山は崩壊していく。だが、道路建設などでその山に切れ目を入れているとするとこれは人災になってしまう。

 公示はされていないが選挙は始まっている。各党の政策・マニフェストでこういうことがどう扱われているかを見ていくことも大切だろう。

| | Comments (0)

July 24, 2009

古代蓮の里

 昨日早朝、行田市「古代蓮の里」に大賀ハスを撮りに行った。ナビの付いていない私の車は道路の案内と地図が頼りで、それで十分なのだが、埼玉県は案内標識が少なく、道路が麻のように複雑に絡み合っているのでどうも苦手である。

 でも、一度も迷うことなく辿り着くことが出来た。5時過ぎに出発して、ガソリンを入れ、着いたのが7時前であった。途中、PAで朝食。

 行田市に入れば道路脇に「古代蓮の里」への案内が随所にあるので迷うことはない「古代蓮の里」は駐車場も公園も終日開いているらしい。7時前にも関わらず係員が多数いた。売店などは7時に始まる。多くのこういう施設は駐車料金を取る、入場料は取るで、9時開園というところが多いが、ここは実に良心的で駐車料金が500円、入場料は無料である。都立公園などの駐車料金はべらぼうに高く、とてものんびり出来ない。

 天気は写真を撮るには最悪ということではなく、雨具を使うことはなかったが、是非したいと考えていた花弁の裏側から青空を背景に透過光で撮るというまでの光量はなかった。もうシーズンのピークを過ぎていて歩道の近くに形のいい一輪を探すのは難しく、最低でも300mmは必要である。

 蓮池は三つあるが、一つはほとんど花がなかった。蕾はまだたくさんあったが、撮影はあと一週間といったところであろう。

さすがに「大賀ハス」すばらしい。まず色がいい。形も堂々としていて豊かな気分になる。来年これたらもう少し早くこよう。もっと広角で撮りたいと思う。管理が行き届いているので鑑賞も気持ちよくできる。

 8時半を過ぎたら、撮影や鑑賞の人が急に増えた。木道に三脚を立てての撮影は迷惑この上ないので、早々に退散することにした。帰り道陽が一時差してきた。残念。荒川は行きも帰りも霧に覆われていた。

 すぐ隣にある「埼玉古墳群」とともに行田市はいい目玉を二つも持っている。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・

 最近アクセスいただける方が多くなり、1日当たり10アクセスは増えているようだ。ついにアクセス数が9000を超えた。感謝。

| | Comments (0)

July 23, 2009

皆既日食2

 昨日東京地方は雨模様で日食は部分日食すら見えませんでした。ニュースによるとところによっては観測出来たそうですが、私にはその幸運は巡って来ませんでした。

 とは言っても部分日食程度ならそんなに珍しいことではありませんから、テレビで中継を見ることに集中しました。よくよく考えてみれば自分が住んでいるところで皆既日食を観ることができるなんて大変なことなんですね。

 世界一の人口密集地とも言えるインド・中国を通過したのですから、今回の皆既日食を自分の住んでいるところで観た人の数は相当のものでしょうけど、日本ではほんのわずかでしょう。鹿児島県では奄美大島で出来たそうですが、硫黄島に住民はいませんし、悪石島は雨でした。

 テレビでは500人くらいが船で出かけた様子が中継されていましたが、このくらいがんばらないと観られないんでしょうね。私はこういうの嫌いじゃないですが、ここまでの熱意はありません。5日間の船旅が快調にこなせる体力や体調があれば暇だけはありますから、この世の土産にということで違った思いが生まれたかもしれませんが。

 でも中継されたダイヤモンドリングとかコロナとかプロミネンスとか美しかったですね。確かに直接観てみたい気持ちは湧いてきます。ほぼ同じ平面上を動いているわけですから、一直線に並ぶことはあり得ることだと思いますが、1.5億km離れた太陽とそれと比較したらたった38万kmしか離れていない月が見かけ上ほぼ同じ大きさであるということは本当に驚くべきことですね。分かっていたことですがそのことに改めて感動しました。

 惑星の位置と大きさに法則があるようですから、もしかしてこのことにも法則があるのかもしれませんね。

 さらにすごいことは日食の出現が完全に予測されていることです。惑星と衛星という物体の円運動(楕円運動)ですから物理の計算で出来るでしょうけど、その船で国立天文台の職員によると思われる解説者が「ダイヤモンドリングです。3.2,1」とカウントしているのにはこれも驚きました。船で移動しているわけですから、場所場所によって違うと思うのですが、計算式があって瞬時に分かるんでしょうね。

 次回日本で観られる皆既日食は2035年9月2日午前9時ころだそうです。台風シーズンですね。北陸地方から北関東にかけてらしいです。もう全て分かっていると思いますから、栃木・群馬辺りに別荘を買おうと思っている人はそれも考慮した方がいいかもしれませんね。テラスから日食観測なんていいじゃないですか。不動産会社はそれをキャッチフレーズにするかもしれません。「皆既日食が観られる別荘地」だとか。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 日食の予測は大昔から出来ていたそうですが、災害に対してはまだまだその域にとても達していません。危険地域に指定されていたそうですが、対応は十分されていませんでした。膨大な費用がかかることは分かりますが、山口県のような崖崩れ、土石流は地学現象の一つですから必ず起こります。

 明日起こるか、何百年後に起こるかということはありますが、高いところにあるものは必ず落ちるのです。それをコンクリートで止めているのが現在の対応です。でも砂防ダムに直接入ってみると怖いですよ。ほとんど土石で満杯ですし、その上を水が流れているのです。巨岩が落ちてきたら階段を転がるボールのように落ちていくだろうなと想像してしまいます。しかもコンクリートには寿命があります。ビルだって老朽化したといって建て替えられるでしょう。100年なんて絶対もたないです。決壊したらどうなるでしょう。

 私は小さい時洪水の川を堤防から見たことがあります。いま考えるとよくそんなことをしたなと寒気がしますが、川の中流ですからものすごい音で濁った水が流れていきます。その中を巨岩が流れたり、ぶつかり合う音がします。それはすごいものです。

 下流域の氾濫はじわじわ水位が上昇していく感じですが、上流、中流域での洪水はとてもそんなものではありません。石と泥が襲ってくるのです。もう逃げるしかありません。住民は経験があったのでしょう。音の変化に気づき早めに避難したようですね。

 私たちはもっと自然からの警告を聞き取る力を身につけなければなりませんね。

| | Comments (0)

July 22, 2009

暑い夏

 驚きました。20日の夜何があったのでしょう。「懇談会」や「代議士会」はもう一致団結です。変わり身の速さと言っていいのでしょう、昨日までの様子と全く違っていました。麻生氏が会を公開することにしたのも夜、手打ち式があったからでしょう。やはり政治家は違います。他の党もこの図々しさは学ぶ必要はあるでしょう。

 大丈夫です。これら図々しさは生まれながらに持っていたわけではありません。政権党にいたからこそ身についたものです。あんな子が赤ちゃん産んでちゃんと母親が務まるかなと心配していても、産めばすぐにしっかりした母親になります。その気さえあれば役割を果たすものです。

 それにしても政権を担う力は自分の党しかない、とはよく言えたものです。担えなくて3回も投げ出したのはどこの党ですか。自分のやりたいことだけやって投げ出し、「美しい国」などと言って「穢い戦争に一歩踏み出し」て選挙に負けて投げ出し、「ねじれ」に対応出来なくて投げ出し、最後は投げ出すことも出来なかったじゃないですか。

 景気対策と言っても、庶民、最下層に押し出されていった人たちの生活は日に日に悪くなっています。だからといって、「バラマキ」はやめてくださいよ。そのツケは数年後に必ず国民に回ってくるのですから。格差を一層拡大するだけです。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 いわゆる梅雨明け前の集中豪雨が西日本を襲っている。

 私の子どもの時分は梅雨は梅雨で降り続く雨は百姓に必要なものとして歓迎されていた面もあった。私も農繁休暇で学校が休みになるから毎日田植えをさせられたから体験として覚えている。それが数十年前から様子が変わってきて7月の集中豪雨が大きな問題として話題になってきた。

 本当にメチャクチャな降り方をする。「ひまわり」などの衛星画像が見られるようになり、くさび形に日本列島に突き刺した雲がその犯人であると指摘され、なるほどと感心したことも覚えている。

 ところがこの数年の豪雨はどうもそれとも違うような気がする。「ゲリラ豪雨」という名前も生まれたが何か「人間の活動起源」のような気がするのである。

 「風が吹けば桶屋が儲かる」式の、あるいは「中国で蝶が飛ぶと・・・」式の話になってしまいかねないが、もしかして東アジアの経済活動の発展と関係があるのではないか、そんなことを想像してしまうのである。

 そこまでの話はともかく、被害に遭った特養老人ホームの方が上流の森林を切ったのが原因の人災だと訴えていたことが心の奥に暗く澱んでいる。

| | Comments (0)

July 21, 2009

400件目

 今日でこのブログの記事数が400件目になります。アクセス数はまだ9000に達していませんから、1記事に対しての平均アクセス数は20強というところです。

 極めてプライベートな内容ですし、多くの方に読んでほしいと思っているわけではないのですからこれで十分すぎると言えます。

 昨年6月末に再々開して1年余になりますが、再々開という言葉が示しているようにこのブログでさえ過去に2度挫折しています。若い頃日記を書こうと日記帳を買っても1月続いたことは一度もありませんでした。

 それが1年余、物理的に書けない日は何日かありましたが、続けることが出来たことがまず脅威であります。それはこの形式をとったからでしょう。誰かが見ているというちょっとした緊張感がいいのだろうと思います。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 今日はこの一年話題の中心にあったエセ多数派の自公政権が事実上最後の日を迎えた記念すべき日です。3分の2がその正当性を持っていたのは、つまり国民が承服していたのは「郵政民営化」まででした。当時の首相の小泉氏は「今度の選挙は『郵政選挙』だ」と叫び続けていました。それだけの選挙でした。

 その選挙で3分の2という本人たちでさえ予想してなかった議席数を獲得した自公政権は調子に乗って国民が要求もしてなかったことをやり始めてしまいました。国民はこれではいけないと2年前の参議院選挙で政府・自公両政党に警告をしました。

 ところが自公政権はそれを無視して首相の座を福田・麻生とたらい回ししてきたわけです。最早現在の自公政権は正当性を持たない政権だったのです。

 今日の衆議院の解散をもって国民はやっとあるいは久しぶりに自分の政府を持てるのです。今度の選挙の結果が自公中心の政権であろうと民主党中心の政権であろうとあるいは全くそれらと違う政権であろうとそれは正当な方法で選出されたものである以上それに異を唱える気はありません。国民主体の考えを持ってほしいと願うのみです。

 私は2大政党論に反対です。2年前大連立が画策されたように翼賛政治の危険が内包されています。二つの政党に集約されるほど国民の意識は単純ではないです。捨てられる国民が生まれてきます。

 また、選挙後の政界再編にも反対です。中選挙区ならともかく小選挙区による選挙は政党の選挙です。議員は政党を背負って初めて存在意義があるのです。政党を捨てることは存在意義を捨てることです。投票した人への裏切りです。

 暑い夏ですが、今年は特別熱い夏になると思います。私たちも熱い眼差しを送ることにしましょう。私の母校は2回戦で敗退しました。だいたいいつもそうですから期待はしてなかったですが。 

| | Comments (0)

July 20, 2009

「海の日」そして・・・

 今日は「海の日」である。突然7月に祝日が出現した思いがした。学校は21日から夏休みだったが1日拡大した。

 ところが、学校五日制の実施などもあって、学校登校日が5日制実施前に比べて40日前後少なくなり、学力低下が叫ばれるようになり、夏休み中にも何らかの形で授業日に準ずる登校日を設けたり、8月末には授業が開始されるようになった。

 先日関越を走行していた時、SAで特に目立ったのがサッカーのユニフォームを着た小学生の多さである。観光バスのほとんどがそういう子どもたちである。最近合宿をする少年チームが増えているようだ。

 そんなことを考えると子どもが勝手気ままに過ごせる夏休みはずいぶん減ってきていると言える。実質1ヶ月あるか道かであろう。

 昨夜ラジオを聞いていたら、ポーランドで大学の先生をしている方の話があった。ポーランドでは小・中・高は7,8月丸々夏休み、大学はさらに9月まで3ヶ月夏休みだそうである。おそらくアメリカやヨーロッパの諸国は皆そんなものだろう。

 昨夕、これはちらっとしか観ていないが日本の教育制度についての討論番組があった。学者ではなく日本に来ている若い人たちの討論なのだが、これがおもしろかった。アメリカ・ヨーロッパの若者は「競争」「教科書」は必要ないと言い、アジアの若者は必要だと発言していた。

 その中で、アメリカの青年が「発展途上の国ではそれらは必要だが、日本のように成熟した国では子ども一人に応じた教育」が望ましいと応じ、フィンランドの女性は「落ちこぼれを恥ずかしいと思う発想自体がないから、理解が十分でなかったらさらに1年中学生をやる」と紹介していた。

 各国それぞれ事情があるだろうが、受験塾が合格率や数をテレビで宣伝し、「週刊朝日」や「サンデー毎日」が高校別合格ランキングを一番のウリにして発行し続けている様子はどう考えても成熟した国の姿とは言えまい。国を挙げて競争を煽っているのである。

 こんな状態の国では休むことは「罪悪」の根源であり、長期休暇など真っ先に切り捨てるべきという発想が生まれるのはある意味当然である。

 サミットという国際的年中行事があってそこに出席すると「全能感」という感覚になるそうである。最初音(オト)で聞いた時何のことか分からなかったが、ようするに何でも出来る、全て自分に可能だという感覚らしい。「全能の神」の全能ということだろう。

 この国の首相もどうもそういう感覚を持って帰ってきたらしいが、2ヶ月とは言わないまでも1.5ヶ月くらいは完全な夏休みが子どもに保証され、そのうち3分の1から2分の1は親も夏休みが共有出来る国にしてから出席してほしいものである。こんな状態ではこの国をとても先進国とは言えないだろう。

 この国は「海の日」と引き替えにそれに倍する夏休みを子どもたちを奪ったのである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 全英オープン、正しくは「THE OPEN」というんだそうだが、トム・ワトソンはすごいね。59歳だって? とうの昔に引退したと思っていた。

 日本のマスコミは上位に日本選手がいてがんばっていたのに追いかけるのは石川遼だけ。日本のマスコミ惨敗の全英オープンでした。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 いい大人(いわゆる芸能レポーター)がさあ、若い芸能人の後を追っかけている図って、本人たち恥ずかしくないのかねえ。かわいそうでみじめで見ていられない。 

| | Comments (0)

July 19, 2009

長期休暇突入?

 昨日、関越自動車道を利用した。大変な混雑であった。

 3連休の最初の日である。
 土日祝日の高速道路割引きがある。
 何より夏休み初日である。
 天候はよくなかったが最悪というわけではない。気温はどちらかというと低めである。
 永田町がやや落ち着いた。これは、関係なかった!

 というわけで、混雑する条件がいくつも重なった。

 特に藤岡分岐で長野道を利用する人が多かった。新潟方面はガラガラであった。おそらく関越道利用者の8割くらいが軽井沢・長野方面の利用者である。

 こんなに不景気だというのに余裕のある人はいるものである。

 私はといえば写真撮影である。自分で運転している分には常に緊張しているが、年中体のどこかを動かしているのでそれほどでないが、同乗というのはどうも苦手である。腰がおかしくなってしまった。

 それでも帰宅してゆっくり風呂に入り、たっぷり睡眠をとったので節々は痛いが何とか元に戻りそうだ。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ニュースによると秋田を中心に東北地方は記録的な大雨だそうである。でも、最近のニュースはこういうことをあまり伝えなくなったように思う。河川改修などが進み、壊滅的な被害が起こらなくなってきたこともあろうが、やはり関係者にとっては心配事である。家族のこと、友人のことなど離れている人間に情報を提供する意味でも災害情報は詳しく丁寧に伝えてほしいものである。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 大雪山系の夏山遭難の様子が詳しく分かってきた。遭難者が私と同年代なので他人事でないと思っている。ガイドが3人もついていて何でこんな事故が起こるのか怪訝に感じていたのだが、どうもガイドそのものに問題があったようである。

 でも、我ら年代にも考える必要のあることも多いように思う。私はもともと体が頑丈とは思っていないので、恥はかいても無理はしないと決めているが、それでも昨日は平気だったことが今日は出来ないというようなことをいくつも経験してきている。稀に超人的な人もいるが、多くの場合、毎日脳みそを含めて体の各部分がプチプチと壊れていっているのである。高速道路を逆行するなんてこともその一つである。

 もう十分に生きてきたし、社会にも貢献してきた。いまさら特攻精神で無理を通すのではなく、ゆったりと生きていこうではないか。

| | Comments (0)

July 18, 2009

皆既日食

 22日は皆既日食だそうだ。とは言っても皆既日食が観られるのは九州の南の島の一部分らしいから、我々のように余裕がないものには縁がない話である。東京では部分日食しか観られない。部分日食というものは結構頻繁に観られるものでたいして珍しいものではない。皆既日食に価値があるのである。

 日本でこの前に皆既日食が観られたのは46年前だそうである。46年前というと私は高校生である。高校の時皆既日食を観たという記憶がない。おそらく、部分日食だったのだろう。

 でも小学校の高学年の頃、ガラスにろうそくのススをつけ、友達とのぞきあった記憶はある。その時はどうも金環食だったような気がする。

 どうもこういう曖昧な記憶はイライラしてくる。これでは話のタネにもならない。天文関係の本を探せば載っているだろうが、その筋の本はいま奥の方で眠りについている。やはり手っ取り早くネットでということになる。うまく見つかるだろうか。

(ただいま調査中)

 あった、あった。記憶は確かであった。ただし、私の住んでいたところはどちらも部分食だ。次回皆既日食を観るとしたらあと26年生きていかなくてはならない。でも北関東、中部、北陸で観られるというからこれはすごい。期日は2035年9月2日である。同年代の皆様、そこまでがんばりますか。

 ネットで見つけた日食の歴史は次の通り(一部)。

 1958年4月19日 金環食 奄美大島、トカラ列島、屋久島、種子島など
 1963年7月21日 皆既食 北海道東部

 1958年は私が11歳の時だし、部分食だったら皆既だろうが金環だろうが関係ない。でもいまだに記憶に残っているということは相当印象的なことだったのだろう。

 今回の日食を観測(見学か)するため高いお金を払って、トカラ列島や遠く中国まで出かける人が多いと聞く。でも全て天候次第というところが難しい。

 もし直接太陽の方を観る場合は「遮光板」を用意してほしい。望遠鏡を利用する場合は投影すること。子どもは何をするか分からないから、必ず保護者がついて注意するしていること。下敷きやフィルムの使用はやめた方がいい。

 私はどうしようか。虫眼鏡で焦点を結ばないようにしたら、観えるんじゃないかな。ぼやけちゃうね。凹レンズを組み合わせたら?

 因みに東京では9:55に始まり12:30に終わる。最大食は11:12で0.75らしい。

 代議士の皆さんは予定通りいけば前日に失業者になるわけだから空を見る余裕なんてないだろうけど。

| | Comments (0)

July 17, 2009

大雪山の遭難

 大雪山の遭難には驚いた。最近の山はほとんど中高年で埋め尽くされている。死亡者の多くが旅行会社のツアーらしい。

 ちょうど私くらいの年齢だから分かるのだが、この人たちの二十歳前後の頃はいわば若い人たちの登山ブームで多くの若者が山に登っていた。山関係の歌なども多いに流行したものである。その後は生活も豊かになり山はスキーをするところに変わっていった。

 人生の一区切りになって、10年ほど前から中高年の登山ブームが起こってきた。そんな中、遭難事故が多発しているらしい。

 北海道の2000mは本州で言えばおそらく南アルプス級に該当するのであろう。登山ツアーに参加した人たちは経験者が多く、ガイドも十分人数が確保されていたらしいが、自分が思う以上に中高年の体力は落ちているのである。

 同じ年齢くらいの人と話すと中に異常に自分の体力や能力を過信している人に出会うことがある。食べるのも腹八分、体力を使うのも八分目くらいでゆっくりいこうではないか。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 最近の自民党のていたらくはいったいなんだろう。民主党に政権は任せられないと豪語しながら、自分たちがやっていることのあまりの幼稚さ。この程度で政治がやっていけるなら、高校生でもできる。

 署名しながらしていないとか、取り消すとか、何ともいい加減なものである。ニュースを見ていて情けなくなってくる。もう崩壊するしかないのだろう。

 これらドタバタ劇ばかりで日本の未来は何も見えてこない。

| | Comments (0)

July 16, 2009

梅雨明けは本当だったんだ

 朝から東京の気温は29℃を超しています。いやあ暑いですねえ。先日気象庁は自信なさげな言葉で梅雨明けを宣言していましたがやはりそうだったんですね。最近断定はしなくなったようです。

 永田町周辺の一角ではなんだか熱い闘争が行われているようですが、全く国民の生活と別次元のことだと分からないのでしょうか。落ちる時には落ちるんですね。来月30日には国民の厳しい審判が下されることでしょう。

 私が一番心配なのは水不足です。九州や北海道では集中豪雨のような雨が降りましたが、関東地方で雨が降り続いた記憶がないんですが。

 そんなわけで、東京都水道局のHPを覗いてみました。貯水量はかなりあるようですね。当面心配ないようです。参考までに、(数値は15日現在の貯水率%)
 
 利根川水系
 
  矢木沢ダム     88  
  奈良俣ダム     99
  藤原ダム     93
  相俣ダム     89
  薗原ダム    106
  草木ダム     96
  下久保ダム     96
  渡良瀬貯水池   101
  以上合計    94
 
 荒川水系

  浦山ダム 99
  荒川貯水池 98
  二瀬ダム 99
  以上合計 99

 多摩川水系

  小河内貯水池 84
  村山・山口貯水池 39
  以上合計 77

 ということでほぼ満タン状態です。詳しく知りたい方は直接東京都水道局にアクセスしてください。

 近年、整備が進み東京は水余りと言われているらしいが、全くその通りのようです。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 先日、潮来近辺に写真撮影に行ってきたのですが驚いたことの一つ。

 私は東名をよく走るのですが、大きな川の下流付近を幾つか通るのですね。東京側から言うと、多摩川、冨士川、興津川、安倍川、大井川、天竜川などです。橋を渡りながら川を見ると、ほとんどが河原です。安倍川など時には全面河原と言っていいくらいです。

 ところが、潮来付近の常陸利根川というんですか、その川はすごい水量です。堤防からあふれんばかりに水が流れています。驚きましたね、こんな川見たのは初めてです。すごいカルチャーショックです。水郷というわけです。一方、小さい頃水害に何度も遭った私としては、そういう時どうなるんだろうと本当に心配になりました。

 それから、昨日「TUTAYA」でDVDを探していたら『米』という映画を見つけました。1957年製作です。小学校の講堂で夜大人向けの上映会があって、観た記憶があります。私は小学生でしたが。暗い映画だったようの記憶がありますが、少しのエロスもありました。

 借りてきて観ました。さすが今井正作品ですね。大変なリアリズムです。ただ刈り入れしたばかりの稲を脱穀するのは表現方法としては如何かとも思いますが、望月優子という女優は大変なものですね。新人として江原真二郎、中村雅子など出ていますが、江原はともかく中村雅子はあまり記憶にない俳優です。

 ああ、なぜ『米』を話題にしたかというと、この舞台が「霞ヶ浦」なのです。土浦に近いところでしょうね。観て損しない映画ですよ。今井正作品は徹底したリアリズムですから、見応えがあります。田草取りの場面は黒沢の『わが青春に悔いなし』を思い出しましたね。

 昭和30年代初めの日本の農業や青年はあんなものでした。私はまだ少年でした。この映画に登場する青年たちは今70代、80代です。 

| | Comments (0)

July 15, 2009

エコ贔屓

 「エコカーだけにエコ贔屓」というコマーシャルメッセージが流れていた。でもエコカーというのは特別の車をいうのではなく、現在販売されている車のほとんどでエコポイントが貰えるようだ。先日点検のためにディーラーに行ったら、新発売の車を進められた。中を覗いたがずいぶん進歩していた。乗り心地も良さそうだったが、もう買うことはあるまい。その車も数十万円のエコポイントがつくそうだ。

 さてそのエコポイントだが、ほとんどの車で貰えるわけ(日産などは全ての車種で貰えるとCMで言っていたと思う)だから別にエコカーだけが貰えるというのではない。おそらく星が幾つか付く車種はエコカー扱いなんだろう。そうするとどうもこのエコポイントはエコロジーを推進するものではなさそうである。

 ようするにエコカーを贔屓しているのではなく、自動車会社を贔屓しているのである。さらに、ある状況では相当な減税が行われるそうである。国が音頭をとって「車を買え!」という大運動、キャンペーンをしているのである。

 確かに自動車産業が振るわなくなったら日本の産業全体が落ち込むことは分かる。でもこんな小手先の対応で自動車産業が立ち直るとはとても思わない。プリウスなど何ヶ月も待たなければ手に入りそうもないそうだが、だからといって従業員を増やすという話は聞こえてこない。

 エコポイントがなくなった時の落ち込みが心配なんだろう。派遣従業員は切られたままで、いまだに失業者は増え続けている。そして現在ポイントが付いても300万円近くもする車が買えるのは今時限られた層だけである。その人たちが手にするエコポイントは国債で賄われることは先日書いたが「国債」で配布されるのである。

 その「国債」という借金は何で償還されるかといえば、5%から12%に上げられる「消費税」である。数年後には12%に一気に行かないだろうが、確実に税率はアップされる。

 車を必要としない人(この人たちこそ真のエコロジー推進者である)、車を買える状況にない人、今車を買い換える必要のない人は、当然生きていくに必要なものを購入するために、自動車会社と車を買う余裕のある人たちのために何年もの間消費税を払い続けるのである。

 何と不平等な国であろう。たった(こういう言い方は失礼かもしれないが、エコポイントに比べたらたったであろう)月2万円母子加算を廃止した政府が大企業と金持ちにはこういう「エコ贔屓」を平気でするのである。所得の再配分をすることが国政の根本的な仕事であることを全く忘れている。 

| | Comments (0)

July 14, 2009

解散・総選挙

 まだ確定したわけではなさそうだが7月21日解散、8月30日総選挙ということになりそうだ。

 21日の解散までは与党内でまだ一波乱も二波乱もありそうだがこれは国民とは関係ないところでの出来事。国民はその結果を選挙で判定する仕事をすればいい。

 都議選で分かったことは小選挙区の選挙の危険性である。これは郵政選挙でも分かっていたことだが改めて認識させられた。

 日本のように政党が党議拘束という形で議員個人個人の考えを支配している中では一方に雪崩を打って流される怖さを感じる。まして小沢、福田の間で交わされた大連合構想のようなものが存在するともうこれは翼賛政治ではないかという気持ちがしてくる。

 私は定員5人くらいの中選挙区が選挙の仕方としては適切だと思う。第三の勢力というものを存在させることが出来るからだ。都議選を見てその考えを一層強くした。

 いいかどうかは別にして、総選挙までには少し時間がある。自民党・公明党がどの程度の力量があるかはここ10年くらいの政治を振り返ればいい。

 民主党は政権を取ろうとしているのだから少なくとも4年間に何をやるかを明確に提起する必要がある。大企業とどう手を切るか、官僚とどう対峙するか、天下りをどうするか、そして何よりも予算の裏付けをどうするかを明らかにする必要がある。

 自民党の政策実行力はすでに明らかである。だが民主党のそれは未知数である。自民党よりあるかもしれないがとんだ食わせものかもしれないのである。自民党と同等のやり方では説得力は持たないであろう。

 もしかしたら、東京都くらいなら民主党でもいいかもしれないが、国政はどうも・・・という国民は多いかもしれない。国政には外交、軍事など世界全体に関わる仕事も加わるからだ。

 民主党の幹部には自民党より好戦的な考えを持っている人がいる。私はその点とても不安に思っている。そういう外交や軍事の面でも新鮮な提案をしてもらいたいものである。

 この手の話はこれをもってしばらくの間離れようと思っている。あまりの暑さに体調が思わしくない。

| | Comments (0)

July 13, 2009

微妙だなあ

 今回の都議選の結果はなんと微妙なんだろう。石原与党の自民・公明は61、民主は54、共産8、ネット2、その他が2。過半数は64だからその他2が自民・公明についても63、民主についても56で過半数にならない。総選挙も近いし、もし政権交代でもあればどちらも対立を鮮明にしていくだろうから、当然都議会にも反映するだろう。

 自民・公明以外が全て民主につけばかろうじて過半数に達するが、共産は民主にも相当批判的だからそうはなるまい。ネットの主張はよく分からないが、報道を聞いている限り民主にも批判的のようだ。でも一緒に行動するかな。そうなっても最大58。過半数に届かない。

 これでは何も決まらないことになるが、都政において民主の発言力は与党自民・公明より大きくなるから、石原都政は民主に譲歩したものになっていくだろう。結局民主の考え方にそって決めていくことになるわけだ。民主の責任は重大だ。市場問題、道路問題、オリンピックなどどうなっていくだろうね。


 一方、自民党の麻生おろしはどうなっていくだろう。石原都連委員長の目はなくなったことは確かだが、切羽詰まって、厚労大臣か元女性防衛大臣あたりが出てくるんじゃないかな。あるいは元総理の返り咲きなんてこともあるかもしれないなあ。そのすげ替えが批判されているんだが。

 ようするに「政局より政策」だと口では言いながら、選挙にどうしたら勝てるかばかりに夢中になっているようすが報道されていたからいい加減にしろという都民の怒りを買ったんじゃないかな。有名知事を担ぎ出そうとしたこともマイナスに作用したと思う。

 都議会選挙は中選挙区制だからそんなに大幅な変化はないと思っていたが大変動が起きた。一人区で民主が圧勝したことも驚き。このところの首長選挙、これは一人区と同じ、で民主が全て勝っていることを考えると総選挙の小選挙区は民主の圧勝ということも考えられる。

 確かにすぐ解散なんてできないだろうなあ。私のような素人が見てもそれは自殺行為だ。なんだかスキャンダル暴露大会みたいになりそうな気もするが、国民は今貯金を切り崩しながら生活していることを肝に銘じてしっかり政策論争をやってほしいものだ。

 東京都民はずいぶん微妙な結果を選んだものだ。遅くなるという予告があったけどもう朝刊はきているかな。

                           (05:20)                     

| | Comments (0)

July 12, 2009

今日は都議選ですね

 今日は都議選ですね。結果が楽しみ、といったところです。だから、朝のうちはここまで。続きは結果が出た後で。

 『ノウイング』という映画が上映されているそうです。紹介記事のあらすじを読んだんですが、この話、すでに映画になったような気がしています。似た話は多いですから、違うのでしょうか。普通そうだとすると「リメーク版」などの注意書きがあったり、ネットに書いてあったりするんですがそれがないです。

 今日出かける予定ですから観てこようかなと思っています。昔はこの種の映画は「どうやって撮影したのか」と考えながらみる楽しみがあったんですが、最近はみなコンピューター処理ですからつまらないですね。その点、『剣岳』はすごいですね。黒沢監督も『夢』ではコンピューターを使ったはずですが、その弟子はかたくなに使わなかったようです。

 続きは夜に・・・・・・。テレビ欄を見ると報道体制は国政選挙みたいですよ。

                           (06:55)                    

 都議会は大変なことになりそうです。実質的に石原一党支配のような状況にあった都議会の一角が崩れつつあるようです。最近民主党は石原都政に批判的な態度をとることもありますが実質的には与党として支えてきました。だから、都議会が都政改革を進めるという期待は薄いのですが、これだけの票を獲得したのですからうっかりしたこともできないでしょう。

 結果は「民主一人勝ち」という結果と言えるでしょう。真に石原都政に批判的な共産、生活者ネット、社民などにも票が行ったら都議会が多重構造になってよかったのですが難しものですね。結局は自民党に対する批判がこういう結果を生んだのでしょう。

 この結果、麻生おろしに一気に走り出すでしょうしが、自民党は最早「顔」をすげ替えるだけではどうしようもない状況になっていることが分かっていないんでしょうね。

                          (21:30)
 

| | Comments (0)

July 11, 2009

「走れ歌謡曲」

 「音楽」というカテゴリーもおかしいと思うが「ラジオ」がないのでタイトルからそれにした。

 夜寝られなかったり、朝早く目が覚めた時はよくラジオを聞く。ほとんどがNHKの「ラジオ深夜便」を聞いている。これは最近書いたと思うが、時代が昭和から平成に変わる時「重大発表」に備えて始めたものらしい。深夜放送は民放でずっと続けられていたがどれも若者向けで還暦を過ぎた人向けでなかったので、年配者が飛びついた。そしてその必要がなくなっても続けられることになったのである。

 だから初期の内はプラグラムらしきものもなく、結構ゲリラ的な内容で「今日は何があるんだ」というような気持ちで聞いていた。だが最近はもうNHKラジオの看板番組でちょっとマンネリ化しているようにも思う。

 そこでダイヤルを回していたら「走れ歌謡曲」なんて言葉が聞こえてきた。「ええっ!、まだやってる!」というわけでこの頃、深夜便の「日本の歌」がつまらないとき、文化放送「走れ歌謡曲」にいってしまう。これもずいぶん昔からある番組だ。

 なんでこんな番組のことを書こうとしたかということだが、そのMCというかパーソナリティーというか、進行を勤めている女性たちの話す日本語が気に入ったのである。全然調べていないので聴いたところでの感じに過ぎないが、年齢はおそらく30代中心のように思う。

 その人たちが2時間(3時から5時まで)、中には録音部分もあるようだし、題名のように音楽も流れるが、しゃべり続けている。その内容はインタビューも交通情報も詩の朗読も曲紹介もメッセージ紹介も次々こなしていく。多分強力な放送作家がついているに違いないが、そのいずれでも美しい日本語で話すのである。

 まず皆さんどの女性も自立してしっかりと自分をお持ちである。敬語の使い方が見事。相手に合わせてキチンと遣い分けが出来ている。言葉の輪郭が明瞭で内容が正確に理解出来る。テンポ・抑揚が素晴らしく表情がラジオでありながら伝わってくる。

 話の内容からいわゆる紅白にでるまでに至っていない女性演歌歌手のようなようにも思うが、最近のテレビのくだらなさ手抜きのひどさに辟易している私としてはこれまた再発見であった。はまりかけている。少し探索の手をいれてみたいと考えている。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 明日は都議選である。東京都民に国政を左右する判断を求められているようなところもある選挙の様相になってきた。都民も大変である。

 それはそれとして、首相のサミットのでも様子といい、ある知事の様子といい、すでに祭りの後のような姿がテレビの画面を通して流れて来た。

 ただ国民はもどかしさにイライラしてくるだけである。 

| | Comments (0)

July 10, 2009

本当にいいのかな

 プリウスをはじめとするハイブリッド車の売れ行きがすごいらしい。三菱では電気自動車を販売するそうである。相当の準備期間があったと思うがいよいよそういう流れか顕在化してきたといえる。ガソリン車からハイブリッド車、電気自動車と自動車のシステムは流れていくようである。

 地球温暖化が言われ、大気汚染物質をなるべく減らそうとしているわけだから、ある意味必然でもある。自動車から汚染物質が排出されることは大幅に減少するだろう。

 だが待てよ、である。電気エネルギーは自然の中には普通存在していない。人間がつくり出す必要がある。その元は何かというと、化石燃料、水力、風力、原子力などである。日本で化石燃料といえばほとんどが石油である。結局燃やす場所が違うだけではないかという気がする。効率は違うだろうけど。

 もし、今日本で走っている車が全て電気自動車になったとしたら膨大な電気の需要が生まれるだろう。(現在の電気自動車は一回の充電で百数十km走れるそうだが、ガソリン車並の走行距離に持っていくだけでも大変だろうが)

 どうもそれを担うのは原子力発電らしい。10年後には現在の40%のシェアを50%にしたいようである。総体としての電力需要が減ることは考えられないから、そのためにはまだまだ原子力発電所を新規に建設する必要がありそうだ。

 でも大丈夫だろうか。地震で運転中止になった新潟の発電所はまだ再開していないようだし、そもそもこの発電所の建設にあたっての調査で活断層を見落としていたのである。日本では活断層が縦横に走っていてそうでないところ探す方が難しい国である。

 原子力発電所は人家の少ないところに建設されることが多いが、人家が少ないところとはもともと地質や地形、気候に問題があるから住む人がいなかったところである。そんなところに原子力発電所など造って大丈夫かいな、という気がしてならないのである。

 大気汚染を心配するのか、放射能汚染を心配するのか、なんだかやるせない気持ちになってくる。

| | Comments (0)

July 09, 2009

エコポイント

 パチンコ店でガソリンを撒き、無差別放火殺人があって、模倣犯が出るんじゃないかと心配していたら、今度はハローワーク職員が襲われた。詳細は分からないが、就職で需給のバランスが狂っているのが事件発生に大きく関わっているのだろう。

 今年の夏のボーナスは軒並み減額だそうである。日本のボーナスは名称は「賞与」であるが、完全に賃金と同等のものでその一部になっており、そのため労使で1年分を決めているのである。それをカットされたら生活は成り立たない。

 少し前、転職の勧めみたいな風潮があって、転職するほど個人の能力が高いように盛んに宣伝されたが、いま一旦仕事を辞めたら、もう地獄の生活しか待っていない。再就職などとても出来ない状況である。

 そんな中、「エコポイント」なるものが盛んに言われている。全く馬鹿げた政策である。自動車や液晶テレビを買ったら何万、何十万のポイントがついて、それを円に換算していろいろなものが手に入るというわけだ。

 そのお金はどこから出るのか。自動車会社や電器会社が安くバーゲンするわけではない。国が国債を発行してお金を作るのである。これは借金だからいつか返済しなくてはならない。首相や代表が大邸宅を処分したってとても追いつく金額ではない。国民が「消費税」で埋め合わせるのである。

 つまり国民が将来支払う「消費税」を担保にして、それら会社の販売促進をしているのである。それら会社は今「法人税」を払う余裕もないから、国民がほとんど被ることになる。また、エコカーや大型液晶テレビを買う余裕のない人でも食べたり着たりはしていかなくちゃあならないから、そういう人は「消費税」を払うだけである。

 今度の補正で学校に一台ずつ「電子黒板」を導入するんだとか。一台70万円である。学校に一台入ったところで使う人はよくて数人である。各教室に一台備えないとこういうものは使わないのである。しかもパソコンもそうだが日進月歩のこれら機器はすぐ時代遅れになってしまう。ホクホク顔の会社はどこだろう。

 一方今問題になっていることに「母子加算」の廃止がある。政府は代替の制度が出来ている、と言っているが、とんでもないことようである。

 私は何か事件があったとき、それが全て社会や政治の所為だというつもりはないが、少なくともそれを起こさないようにする、減らすという働きが急激に弱まっているということは言えるように思うのである。

| | Comments (0)

July 08, 2009

やれやれ

 今週日曜日に休刊のお知らせをしたのまでは何ら異常はなかったのですが、月曜日投稿しようとしましたら、突然「ココログ」にログイン出来なくなってしまいました。その間パソコンにふれていなかったわけで原因が全く分かりませんでした。原因究明のためniftyに問い合わせまでしてしまいました。今日ハガキが届き再チャレンジです。

 やっと書くことが出来る状況になりました。ログインは出来ましたが、実に他愛ないことです。でもこれは通常ではあり得ないことでシステムの問題かもしれません。6月に方法が若干変更になったことのバグのような気もします。

 そんなことでここ数日カメラの三脚の研究をしていました。私は今のところ意識としてはネイチャー派に属していますので、三脚は必需品です。常に重さと大きさで悩んでいます。三脚はカメラを安定させるためのものですから、大きくて重いものほどいいのですが、持ち運ぶものでもありますからその点では軽く小さいものがいいのです。そしてこちらの体力、運搬方法も関連してきます。ようするに何十種類もの組み合わせが考えられるのです。

 私はもう還暦を過ぎていますし、体力もない方です。それでも山に入ったり川を歩いたりして写真を撮っています。カメラはせいぜいどんなレンズを持っていくかという選択しかできませんので、工夫の幅はあまりありません。結局三脚なのです。

 最近自由雲台よりもスリーウェイの方が好きになりましていいものを探していたのですが、これで困ったことが一つ生まれました。上下方向のパン棒がファインダーを覗く時どうも邪魔なのです。各社工夫は見られるのですが、なかなか納得出来るものが見あたりませんでした。あるにはあるのですが、400gほど重くなります。レンズ一本分です。

 悩みは尽きませんがこれも一つの楽しみですので。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 静岡で民主党が勝ちましたが、この人、安倍内閣の教育改悪のブレーンだった人でしょう? なんだか・・・。 

| | Comments (0)

July 04, 2009

『剣岳 点の記』を観る

 『剣岳 点の記』を観た。昨年夏に製作中であること知って以来待ち続けていた映画である。これには理由がある。まず新田次郎の原作であること。一時期はまってしまって立て続けに読んだ。基本的に「山」が好きだということ。体のことがなかったら、山登りが趣味の中心になっていたろう。地図が好きだということ。先日は千葉県香取市佐原の伊能忠敬の旧居を見学する機会があって感動してきた。地図さえ正確なら、一瞥でだいたい目的地に迷わず行く自信はある。

 ただ原作を読んだ限りにおいてはそれほどのクライマックスがあるわけでなし、とてもドラマチックなものになるとは思えなかった。

 出演は浅野忠信 香川照之など。でも主役は剣岳かな。人が死ぬわけでもなし、殴り合いがあるわけでもない。克服すべき相手は「剣岳」という日本で最後の「未踏峰」と言われた山である。陸軍の陸地測量部(現在の国土地理院にあたるのか)が地図作成のため三角点を設置し、測量する話である。創立直後の日本山岳会との初登頂争いも絡む。

 もちろん困難な仕事に立ち向かうのだから種々の問題が発生する。それが解決されていく過程がいい。映像で十分納得させられる。これぞ映画。

 浅野忠信演じる柴崎の仕事に真摯に取り組む姿勢がいい。浅野の演技も的確。香川照之は現在日本一のバイプレイヤーと言っていい。性格的にも体力的にも難しい役を見事に演じている。本年度助演男優賞候補。本映画ではほぼ主役に近い位置。宮﨑あおいの出番は少ないがさすがである。彼女がでるとやわらかい安息感がただよう。存在感のある役者だ。

 ファイナルクレジットがいい。見てのお楽しみにしておくが、キャスト・スタッフとも命がけの撮影だったろうと思う。大変な力作である。こういう映画に私は全く弱い。最後の「日本山岳会」との交流場面ではつい涙ぐんでしまった。監督は山と山に生きる人を愛してやまない方だということがよく分かった。

 山岳風景のなんと美しいこと。無理なことだとは分かっているが自分のこの目で直接見たいものだ。この国にこんなに美しいところがあるんだ。これだけでもシニア料金1000円はペイする。

 多少気になることはあったがそんなこと全て吹き飛ばしてもちろん★★★★★。映画館入り口に並ぶ観客はほとんど『トランスフォーマー』。日本人が誇っていい映画であり、観るべき映画である。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 追記

 明日は休刊です。

| | Comments (0)

July 03, 2009

麻生首相 よくやった?

 失点続きの麻生首相だが、この点だけは評価していいと思う。あまり遣いたい言葉ではないがいわゆる「育ちの良さ」だろう。窮してもがつがつしないということだ。

 人気県知事を担ぎ出し、総務大臣にして落ち目の支持率を回復しようという幹部たちの思惑を拒否したのだという。そういう意地汚いことはしたくないということだ。

 彼(知事)は確かに月の3分の1くらいは東京に出てきて県の宣伝に相務めてきた。広告マンとしての役割をはたしてきたことが県民から認められたのだろう。支持率は8割だという。

 だが昨年中山大臣の辞任あたりから、国政に興味を持ち始め、県政への熱は冷めてきていたようである。確かに「マンゴー」「地鶏」は知れ渡ったが、「経済」「福祉」などで新機軸を打ち出してきたような話は聞いたことがない。せいぜい「道路特定財源」の廃止に反対したことくらいか。

 私はいろいろ好ましくない経歴(一般社会では、特に公務員などでは懲戒免職になるくらいの経歴)を持ちながら、大学に入学し政治を学び知事になってどんな変化を見せるか期待していたのだが、最近はタネが尽きたのかカビが生えてきているように思えてきた。

 どうも彼は本気で総務相と知事を兼任するつもりでいたらしい。結局彼の読みは外れたといっていい。この程度の読みが外れるようではとても魑魅魍魎が跋扈する永田町で生きていけまい。まして日本を牽引していくことなどできまい。それにしても知事の地位なんて軽いもんだ。多くの知事の顰蹙をっているだろう。

 「東京比例区」のトップで立候補するという話もあるそうだが、そうだったらほぼ確実に当選するだろう。比例で1議席もとれないなんてことはあり得ないだろう。だがそれによって獲得議席数が増えるかというとそれは疑問である。拒否反応も相当強いと思うからだ。

 四面楚歌という状況の首相だが、これは自身のの蒔いたタネで仕方がないだろうが、この件に関して報道通りだとすれば、私は「潔し」として拍手を送りたい。

 人気があるかないかでなく、これが「日本を救う最良の方法」であると政策を示し、国民に訴えて信を問うてほしい。国民は必死なのだ。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ヴァンクライバーン国際ピアノコンクールで優勝した辻井伸行さんが「クローズアップ現代」に出演していた。世の中にはすごい人がいるものだ。大音痴の私には超人としかいいようがない。

 彼についてのニュースをいくつか見たが、どうも母親が離れたようだ。ドイツに行った時もマネージャーが同行しただけのように見える。コンクール優勝までは親の責任、その後は自分の力だけで生きていくのだ、と考えているように思えた。辻井さんをここまで育てたことといい、その後の身の振り方といい本当にすごい親だと思う。

 こういうある意味余裕のある子どもの育て方のできる家庭はこの日本にはまだまだ少ないと思う。彼は自分の才能を開花させることが出来たが、そう出来ないで埋もれたままになっている才能も多いのだろう。

 そんなことも考えてしまった。

| | Comments (0)

July 02, 2009

もう、うんざり

 6月末には何か起こると希望的観測に基づいて期待していたのだが、昨日ちょっと内閣人事に異動があっただけで終わってしまった。解散があったとしても任期ぎりぎり、解散の意味はもうなくなったと言ってもいい。

 そもそも「解散」は国民に民主主義を保証する制度であり、首相の権利でも何でもない。議院内閣制の下では議会の多数派が首相と一体でありそこに齟齬が生じることの方がまれである。だから、首相への支持がなくなればすげ替えて議会はそのまま続けることが出来るのである。

 4年前の選挙で国民は元首相に踊らされて愚かにも現与党に3分の2の議席を与えてしまった。選んだ国民に問題があるのだからこの格差社会増長させた責任は国民が負わなければならない。だが国民は2年前の参院選で自らの過ちを反省し国会にリコールを突きつけた。それしか方法がないからである。

 その時本来は解散し衆議院議員選挙をやっておかなくてはならなかったのである。直近の国政選挙の国民の意志でなくなったからである。ところがそれをしなかった。これは一種の独裁政治である。20%の支持で60~70%の不支持の政治が続けられているのである。3分の2では何でも出来るのである。

 はっきりしていることは今の与党の3分2の議席数は明らかに国民の意識と乖離している。これは参議院選挙、自治体の首長・議員選挙、各種世論調査などで明瞭である。またこの議席数は「郵政民営化」について特化されたものであって他のことは争点としてすら挙げられなかった選挙の結果であり、これだけ変化(自衛隊の海外派遣、世界的金融危機など)についての国民意識を反映したものでない。また、3分の2に胡座をかいて次々と首相を変えてきながら国民の信を問うという民主主義の基本的手続きを放棄してきた。

 こういう独裁的政治状況を打破するために直ちに実施すべきだったがもうその時期はとっくに過ぎてしまった。「国民の信を問うべきだった」という民主主義の根幹をないがしろにしたというマイナス点が現与党に加わったわけだ。

 政権交代が起こったといっても、つまり、自民党が民主党に変わったといっても政治の内容にそんなに大きな変化が起こるわけではない。ただ政治に緊張感が生まれることは確かである。それにより国民の意志がより反映することになる。それを期待したいわけである。

 いま、両党は「バラマキ」によって国民の支持を得ようとしている。だがその金は彼らのポケットから出るわけではない。いずれ増税となって国民にのしかかってくるのである。そのことを国民はもう理解している。どちらもしっかりとした政策を掲げ、国民に問いかけてほしいものだ。

 おまけの話だが「高速道路1000円」「無料化」についても、私の周りでは「半額くらいでいい」という人は多い。それはどちらにしても国民全体の税負担が増えるだけの話で、極端な話、非利用者が高速道路代を払うことになるからだ。応分の費用は払おうということだ。


 でも何も決められない、決断できない首相にはうんざりだなあ。どんなに粘ったところで残り2ヶ月。ほぼ100%9月には首相をしていることはないのだから、「立つ鳥跡を濁さず」とすればいいのに。

| | Comments (0)

July 01, 2009

『科捜研の女』

 この前書いたことだが木曜夜8時は私がテレビでテレビ朝日のドラマを楽しむ時間である。ここではいくつかのシリーズが交替で放映されている。その中でも『科捜研の女』と『京都迷宮案内』はお気に入りである。その『科捜研の女』が今週から再開されるそうだ。

 『科捜研の女』は京都府警の科学捜査研究所が舞台で、殺人事件が起こっても出てくる刑事はほぼ一人だけで科捜研メンバーがほとんど事件解決をしてしまうというまあ実際にはあり得ない設定のドラマであるが、メンバーそれぞれが得意分野を持っていてそれらがうまく構成されているのがいい。

 科捜研の所長は父親の榊伊知郎(小野武彦)であるが、指揮は娘の榊マリコ(沢口靖子)がとる。そういう不思議な組織であるのだ。以前のシリーズではレギュラーで事務担当だった深浦加奈子は昨年なくなっている。

 マリコは「科学は嘘をつかない」が信条で様々な科学捜査を駆使して事件究明にひたすら向かっていくのだがこの沢口靖子がとてもいいのだ。そして私のお気に入りの女優なのだ。しかも若村麻由美というこれもお気に入りの女優が競演している。

 沢口靖子は『かぐや姫』の頃はただかわいいだけの女優のようの気がしたが、あの有名な「タンスの・・・・・」のCMあたりから一皮も二皮もむけ、突き抜けたようだ。

 テレビの刑事もの推理ものというと女性出演者のセリフや行動をわざわざ特異なものにする傾向が強いが、この『科捜研の女』の榊マリコはごく普通の、でもキャリアらしい動きをする。何よりも言葉遣いが教科書に載せたいくらいいい。凛としていて品があるのだ。その対極として風丘(若村)を登場させたのだろう。この風丘は医者なのだが、いわゆる医者像をぶっ壊している。

 調べたら沢口靖子はアラフォーの上辺にあたる年齢のようだ。ここ2,3年でずいぶん顔の雰囲気が変わってきているように見える。

 明日から新シリーズが始まる。楽しみである。でも京都の人は大変だ。毎週殺人事件が起こっている(ことになる。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 昨日はココログがずいぶん長くトラブルを起こしていたようだ。メンテナンス終了となってもなかなかつながらなかった。私からは出来なかったのに、アクセスログを覗いてみるとブログを見ることは出来ていたようである。サーバー云々となるともうチンプンカンプンで手が出ない。

 そういえば、このところいわゆるオフィスソフトを全くといっていいほど使わなくなってしまった。使い始めがそうだったのでずっと「一太郎」をメインにしてきたが、毎年していたバージョンアップもついに今年はしなかった。もちろん「ワード」「エクセル」も使うことはない。「ワードパッド」は使っている。

 最近増えたのは「画像処理」関係。もうこれは頻繁に使用している。何度も話になるが「このパソコン」はインターネット利用に特化していて大変非力、容量も少ない。ソフトを入れたり、何十MBの画像処理はとても出来そうもない。ブログへ画像アップのネックの一つである。

 考えてみるとこのVAIOはずいぶん長持ちしている。バッテリーはもうへばっていてすぐなくなってしまうが5年以上使っているんじゃないかな。ぐるりと見回したが製造年月日を発見できなかった。XPになっての初めてのパソコンだから本当によく働いている。2,3度リカバリーはしたが修理に出したことはない。十分元がとれたと言える数少ないパソコンである。

 最近100円パソコンを売っているのを見るがおそらくあっちの方が性能はいいと思う。同じXPのようだし。でも、仕事に関わるわけじゃないから気楽なものである。今ほしいのはでっかいモニター。でもそういうのを置ける場所が必要だからこれは不可能事である。

| | Comments (0)

« June 2009 | Main | August 2009 »