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January 04, 2009

「陽炎の辻~居眠り磐音 江戸双紙」~スペシャル

 またまた居眠り磐音が参上しましたよ。

 正月時代劇 「陽炎の辻~居眠り磐音 江戸双紙」~スペシャル
 原作 佐伯泰英 脚本・演出 尾西兼一 出演 山本耕史 中越典子 その他おなじみの皆さん そしてお艶ではなくお絹として檀れい

 小気味よいテンポで進行していくのはいつもの通り。ちょっと駆け足なのもいつもの通り。今回は武左衛門、柳次郎も大立ち回りで大活躍。原作ではたっぷり出てくる冷園、速水、樋口の面々もちょっとだけ顔を出す。

 殺陣はだんだん舞踊的になってきた。常に峰打ちなのもいい。どこかも将軍のように、家来に「成敗!」と命じ、自分の任命責任は取らないのよりずっといい。これは冗談! あの穏やかな磐音が最後に怒りを露わにしたね。でも峰打ちだ。

 中越典子は今度の「必殺」にも登場する。時代劇の方がずっと似合う女優だ。

 お艶一筋だった今津屋吉右衛門は婚礼を前に、そっくりなお絹の出現に心が揺らぐ。このあたりの由蔵の動きがおもしろい。近藤正臣は昔ピアノの上でダンスをしていたが、この役は当たり。

 このドラマのいいところは定石だから悪人はもちろん登場するが、磐音の周りの人たちがとても温かく気持ちがいいからである。柴田泰英の小説そのものがそういう特徴を持っている。

 なぜ、どうしてというところは山ほどある(例えばお絹が同行するに至る過程はほとんど幾重もの偶然がすべて。こういうのをご都合主義という)が、まあ、あまり難しいことは考えずに楽しめる時代劇だ。何しろお正月スペシャルなんだから。

 原作はまだ続いているので恐らく「陽炎の辻3」もあるのではないか。楽しみにしていよう。それを匂わせるナレーションもあった。

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